INITIATIVES

オガタの社会貢献

バイオマスボイラの歴史

History of Biomass Boilers
燃料のチップ

What is a Biomass Boiler?

バイオマスボイラとは?

バイオマスボイラとは、動植物由来の資源(バイオマス)を燃やして、温水や蒸気を供給する機器のことです。一般的なボイラは、油やガスなどの化石燃料をエネルギー源として用いており、効率よく熱に変換できるメリットがある一方で、有限資源である点や温室効果ガスが排出されるといったデメリットもあります。そこで、今、再生可能なバイオマス燃料をエネルギー源に用いたボイラの開発や性能の向上が期待されています。

当社では、廃棄予定だった木材や、間伐材などの未利用木材、豚の脂(ラード)を燃料に用いたバイオマスボイラなどを開発してきました。近年は介護施設からのご要望で、ペレット状に加工した使用済み紙オムツを燃料にできるバイオマスボイラを開発、実用化し、高齢化社会における廃棄物の処理問題を、再資源化につなげたモデルケースとして注目されています。

きのこの原木

Background of
Biomass Boiler Development

バイオマスボイラ開発の背景

バイオマスボイラのなりたちは、処理に手間やコストがかかる産業廃棄物を燃料に転換できないか、という取り組みから始まっています。当社がバイオマスボイラに取り組むようになったきっかけも、昭和56年頃、キノコの生産者からの「使えなくなったキノコの原木を、燃料として利用できないか」というご相談でした。実は、品質が安定している油やガスと比べて、廃材を燃料に用いる場合は、火力の制御が非常に難しくなります。当社はその難しい課題にひとつひとつ向き合いながら、お客様の要望に応じたバイオマスボイラを開発してきました。

ボイラーの点検

Inspire Everyone

すべての人に感動を

当社の特長は「ワンストップソリューション」を掲げて、設計から製造、販売、輸送、施工、アフターサービスまで、自社で一貫して行っているところです。メーカー自ら責任を持って施工することで、お客様の様々なご要望にスムーズにお応えでき、設置後のフォローも可能です。また、創業以来、施工とアフターサービスの一環として、ボイラの入れ替え工事においては、他社の製品であっても持ち帰り、処分を請け負っています。持ち帰った機器は社内でリサイクルできるものとできないものを分別して処分します。当社は環境保全に貢献できるサービスを行うこと、また、お客様に感動してもらえるサービスを提供することを大切にしています。

環境への取り組み

Environmental Initiatives
and Future Vision

環境への取り組みと未来図

化石燃料を使う製品を製造する会社の責任として、エネルギーや環境にまつわる問題は日々考えていかなければいけません。未来に向けて、メーカーとして見据えているのは次世代エネルギーと言われる水素エネルギーを用いたボイラの開発です。また、バイオマスボイラの開発も、今後より一層、改良を加えていきたい分野です。ボイラが私たちの生活に寄り添う機器であり続けられるように、お客様の課題解決と、地球の環境問題に私たちはこれからも取り組んでいきます。